韋駄天ワークス

#1
監督:浜名孝行


連載1/4(7月15日 UP)
連載2/4(7月22日 UP)
連載3/4(8月9日 UP)
連載4/4(8月22日 UP)
浜名孝行 6歳ごろ
浜名孝行、6歳ごろ(左)


−小さい頃から絵を描くのが好きだったんですか?

はい。小学校3年生くらいのときに、兄貴から「外で遊ぼう」と誘われて、「絵を描いているから嫌だ」と言って断ったことがありました。そのくらいから絵を描くことに夢中になっていました。

−どんな絵を描いていたんですか?

怪獣とか、かっこいいヒーローとかじゃないかな。

−学校の授業で描くのも好きでした?

絵を描くのは好きだけど、色を塗るのが不得意だったんですよ。最初は薄い色から塗らなくちゃいけないのに、濃い色を使っちゃう。そして修正できなくなって、ぐちゃぐちゃに。それが嫌でした。

−美術の成績は良かった?

中学・高校は良かったですね、『絵』のときは。切ったり彫ったりする授業のときはそうでもなかったかな。小学校のときは6年のときはじめて金賞を取りました。

−何の絵を描いて?

野球している絵を描きました。仕上がりは良かったんですけど、バットの持ち方が逆で恥ずかしかったです。自分でも野球やってたのに。

−野球?

小学5年くらいから町内の野球チームに入ってました。でも僕の場合「試合のときジュースもらえるから行こう」とかミーハーなものでしたが……。その当時、野球がすごく流行ってたので、クラスの男の子は全員野球帽をかぶっていました。

−ホームランを打ったことはありますか?

ないんですよ!ホームラン打ちたいですね〜。一生のうちに一度。もう打つ機会はないんでしょうけど。大人になってからも会社の野球チームに入ったりもしてました。そのチームの、体が大きくてボールをびゅんびゅん飛ばせる人が羨ましかったです。

−野球のテレビ観戦もよくしていた?

テレビで野球を見るのは特に好きじゃなかったですね。親父にチャンネルを取られてアニメが見られなかったので。優先順位はアニメでした。

−好きだったテレビ作品はありますか?

特撮モノでは『仮面ライダー』ですね。当時『ウルトラマン』も流行ってましたけど、子供ながらに「あんなに大きくなれないし、怪獣とは戦えない」と思ったりしたので、『仮面ライダー』の方が身近なヒーローでした。知恵を働かせて怪人を倒したりするから、自分も主人公になれそうな気がしてました。アニメでは『宇宙戦艦ヤマト』が好きでしたね。

−小さな頃からアニメの仕事に就きたかった?

この仕事を意識したのは中学生のときです。将来マンガを描いて暮らしていけたら幸せだろ〜な〜と思ったのがキッカケです。

−次回は浜名監督プロフィールを大公開します。



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